老後資金の貯め方!50歳からの資産運用はNISA口座の活用

高効率な投資

 

 

当然のことですが、NISAを利用することになれば、それを上手に運用したいに決まっています。いわゆる初心者ための有効な方法となるわけですが、高効率な投資をするコツとして絶対に外せないのは「NISAはその年の投資枠が決まっている」点に注意することです。

 

毎年のNISA枠をしっかり使い切るためのコツ、が重要なのです。今年のNISA枠を年内に使う時に意識してもらいたいのはその購入日です。株の場合なら、証券会社に買い注文をして、売買成立(約定)した日を含めて4営業日目に代金が決済されて、それが購入日になります。

 

つまり年末は要注意だということです。証券会社の年内最終営業日は12月30日ですから、土日を除いた4営業日前となる25日に購入を決定していないと年内には間に合わなくなるのです。それ以降だと来年枠での購入になってしまいます。

 

逆に、枠をどうしても使い切りたいからと、雑な駆け込み投資をするのもあまりお勧めできません。成果が見込めるかは全く別の要素です。

 

また、せっかくNISA口座を開設しても、一度も投資していないという人もかなり多いようです。日本証券業協会調べ(2014年8月末時点)では、約3分の2の口座が未投資だとされています。非課税枠は魅力的ですが、何に投資すればいいのかがわからないのでしょう。

 

投資をしようと思えば、当然ですがしかるべき知識と準備が求められます。非課税の恩恵を、ハイリスクハイリターンで挑むのか、利益は小さいが堅実に利益を確保したいかなど、作戦によってもずいぶんと変わってきます。

 

ハイリスク・ハイリターンタイプは、新規公開銘柄の株式、値動きが激しい中小型株、新興市場&海外の株式などです。堅実タイプは、債券などを中心に投資す投資信託などです。投資ビギナーは、あらかじめ目的意識を明確にしましょう。

 

投資の勉強もして堅実に取り組むことをお勧めします。定期的な収入なら、毎月分配型ファンドもお勧めになるでしょう。繰り返して言いますが、50歳からの資産運用は、効率もさることながら、堅実に運用する方法を考えることが大事です。